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敬老会

 9月19日、我々、高齢者介護に携わる者としては、切っても切れない最も大切な1日・・・・それは、多年にわたり社会に尽くして頂いた利用者様を敬愛し、長寿を祝う祝日の「敬老会」です。

 そんな利用者の皆さんに感謝し、楽しんで頂こうと担当にあたった職員一同で知恵を出し合い、素敵な敬老会を企画しましたのでその紹介をさせて頂きます。

 敬老の日に合わせた食事提供では、赤飯に天ぷらの盛り合わせ、すまし汁といった普段よりも、豪勢で色彩豊かなお食事を用意しました。皆さん一様に、「美味し~い」「きれ~い」といった声を出しながら、箸を進めていた姿が印象的でした。

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 また、敬老の記念品贈呈では、利用者様に喜んで頂ける品、長くご活用して頂ける品を差し上げたいと色々考慮し、限られた予算内ではあるものの、今年も一生懸命品物を選びました。 敬老会の行事内では時間の都合上代表の方1名のみにしかお渡しすることが出来ませんでしたが、その後ホールや居室に戻られてから全員にお配りしたところ、利用者さん皆さんがとても喜んで下さったのが印象的です。

 「今年は何かしらぁ~?」と言いながらすぐに包装を開ける人、「どうもありがとねぇ~」と言って握手をしてくださる人、「今度、孫が来た時に一緒に見るのよ~」と言って床頭台に収めてしまう人、「あらぁ~、良いんでない!!! 誰選んだのさ?」と拍手して下さる方・・・・皆さんが笑みを浮かべて嬉しそうにしていた姿がとても嬉しかったです。

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 また、敬老会内においては、目玉の催しとして、赤川中学校吹奏楽部様をお招きして演奏会を実施して頂きました。

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 従来の行事では生歌や三味線、琴といった和楽器を主とした生演奏は民謡とセットで比較的馴染みがあるものの、金管楽器や木管楽器、打楽器といった吹奏楽を間近で観覧することは今まで中々なかったため、皆さんが目を丸くしていた事に“してやったり”・・・と準備にあたった職員は感じていたようです。

    迫力の音で深みがある演奏は非常にダイナミックであり、リズムの早い演奏では手拍子が沸き起こっておりました。また、スローテンポな曲では、目を閉じたりしながら聞き入っていた姿なども見られました。さらに、知っている曲が流れたときには、思わず体を揺らしたり口ずさんだり・・・と思い思いに皆さんが演奏を聴かれていた姿がとても印象に残っております。 また、吹奏楽はクラシック曲とイメージしていた方にとっては、身近な曲や知っている曲がある事に驚いたり、途中で数名の生徒さんが立ち上がりダンスも交えながら演奏するといった姿を目にして、皆さんが最後まで楽しまれていた様子に、準備に取り掛かったスタッフとしては緊張が解けた瞬間でもありました。

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 夏祭りや敬老会といった大型行事は準備や予算面で苦慮する事も多く、職員間の意見の食い違いといった場面にぶつかってしまう事も多いのですが、こうした利用者様喜ばしい姿を垣間見るとそんな苦労も消え失せ、今年も利用者様へ対して笑顔や喜ぶ姿を無事に提供出来た事に安堵するとともに、今後も気を引き締めた日常での生活援助支援及び企画立案を当施設では実施していきたいと考えております。

 

 末筆ながら、ご協力頂きましたご関係者の方に、素晴らしい時間を提供頂けたことをこの場で改めて感謝御礼いたします。