もも太郎の日常

お楽しみ会  ~秋の鍋の会~

 当施設の利用者様へ対して、様々なレクリエーションや年中行事を企画立案する委員会として、行事企画委員会があります。

 その主な活動の中に、「お楽しみ会」と称するものがありますが、その多くは市内・市街の他方面よりボランティア様をお招きして、民謡や昭和歌謡・ダンスなどを披露していただくのが定番で毎回好評を得ておりましたが、昨年実施した流しソーメンが大好評であったことから、今年も食事提供をメインとした行事を実施したいとの声が多くあり、委員一同で考えてみたのが、ズバリ「秋の鍋会」です。

 様々な食材が美味しくなるこの時期、そんな秋の味覚を存分に楽しんでいただきたい!!!ということで、旬の秋鮭をメインとした「石狩鍋」を当施設自慢の管理栄養士監修のもと、もも太郎風にアレンジして皆さんで味わってもらうことにしました。

 利用者様が集まる前の段階から、食堂には、味噌バターが食欲をそそる、とても美味しそうな香りが漂っておりました。 そんな中でエレベーターが開くと「わぁ~!!! とってもいい匂い!!! 美味しそうね!!!」と、皆さん一様に期待され、いただきますの唱和のあとには、我よ我よと鍋をついばんだり、職員へおかわりのお願いする方があちこちのテーブルで見られ、談笑しながら和やかな雰囲気の中でとても美味しそうに食されていた姿が印象的でした。 

 写真を撮りながら、各テーブルで感想を聞いてみると、「鮭の身がプリップリで美味しいよ!!!」「いつも出る魚の切り身より大きい気がする!!!」「やっぱり寒くなったら鍋が良いねぇ~」「いい出汁が出てるわぁ~」「アンタも写真撮ってないで、一緒に食べればいかべさ」などなどと、色々と喜びの声が聞こえてきました。

 職員が予想した以上に鍋を皆さんが楽しまれたようで、準備にあたったスタッフ一同とても嬉しく企画の成功に安堵するとともに、より一層楽しんで頂けるような行事企画を今後も取り組んでいきたいと考えております。

お楽しみ会 ~赤川小学校 合唱披露~

日々寒さが増す今日この頃となっておりますが、去る10月11日、もも太郎の近隣小学校の1つである、赤川小学校の低学年児童の皆さんがお楽しみ会での合唱披露のために来設し、とても上手で可愛いらしい歌声を披露して下さいました。

 行事レク委員が中心となって企画するお楽しみ会の演目は多々ありますが、児童の皆さんが一生懸命に歌や踊りを発表して下さる、赤川小学校の訪問は毎年大人気となっており、心待ちにしている入所者様も沢山いらっしゃいます。

 

 1曲目の映画トトロから「さんぽ」では、歌詞になぞらえた身振りをしながらの合唱はとても可愛らしく、利用者様が喜んで手拍子する姿が見られました。 また、正にこの季節にピッタリでもある「もみじ」の2曲目では、しっとりとした歌声に目を閉じながら聞き入る利用者さんもおり、利用者様が個々で楽しんでいる姿がとても印象的に感じました。

 

 懸命に大きな声を出し、とても元気いっぱいな合唱を披露して下さった児童の皆さんには、毎回本当に癒されます。

  最期に本日のお礼として、入所者様よりお菓子を配布したところ、皆さんとても喜んで下さり、「ワァ~イ!!!」喜んでいた姿がとても印象的でした。

 地域の小学生と触れあい交流を持てるこの貴重な時間は、来年以降も大切にして行きたいと職員一同感じております。

 最後に、ご協力くださいました、赤川小学校の校長先生はじめ各教諭の皆さん、児童の皆さんへ改めてお礼をいたします。

平成29年度 敬老会

 9月20日、我々、高齢者介護に携わる者としては、切っても切れない最も大切な1日・・・・それは、多年にわたり社会に尽くして頂いた利用者様を敬愛し、長寿を祝う祝日の「敬老会」です。

 従来まで、もも太郎では8月に「もも太郎 夏祭り」を開催しておりましたが、近年は高齢化などによるご利用者の身体的負担や食事制限など個々の状態が多様化する中で、その対応に苦慮していることなどが課題として挙げられ、大変残念なことではありますが、廃止として9月の「敬老会」を拡充しながら個々の状態を考慮したプログラムを企画することと致しました。

 そのような経緯から利用者の皆さんに今まで以上に感謝し、楽しんで頂きたいと今年も職員一同で知恵を出し合い、素敵な敬老会を実施しましたのでその紹介をさせて頂きます。 

 まずは、今年の敬老の日に100歳を当施設で迎えられた方がおられ、函館市による百寿記念品の贈呈が会に先立ち行わせていただきました。 表彰されたMさんは、皆さんの前で市の担当者より表彰を受けられ、「こんな大勢の前に出たことないから、ちょっと恥ずかしいね。これからも長生きします。」と少し恥ずかしそうにおっしゃっておりました。

 敬老の日に合わせた食事提供では、赤飯に天ぷらの盛り合わせ、すまし汁といった普段よりも、豪勢で色彩豊かなお食事を用意しました。皆さん一様に、「きれいだねぇ~」「美味しいわねぇ~」といった声が聞かれ、箸を進めていた姿が印象的でした。

 また、敬老の記念品贈呈では、利用者様に喜んで頂ける品、長くご活用して頂ける品を差し上げたいと色々考慮し、限られた予算内ではあるものの、今年も一生懸命品物を選びました。 敬老会の行事内では時間の都合上代表の方1名のみにしかお渡しすることが出来ませんでしたが、その後全員の方にお配りしたところ、利用者さん皆さんがとても喜んで下さったのが印象的です。

  「今年は何かしらぁ~?」と言いながらすぐに包装を開ける人、「職員の〇〇さんが、選んだんなら間違いないでしょ!!!」と言って太鼓判を押してくださる人、「娘が来た時に自慢してあげなくっちゃ!!!」と言って抱きしめて下さる人、「あらぁ~、良いんでないの!!! 素敵ねぇ~!!!」と拍手して下さる方・・・・皆さんが笑みを浮かべて嬉しそうにしていた姿に今年も大成功だったようです。

 そして、今年の敬老会目玉の催しは、「職員によるのど自慢大会」です!!! もちろん、普段から利用者様直接接することのあるスタッフだけでなく、事務や栄養士など全ての部署から役職なども一切関係なく参加者を募って開催となりました。

 企画が発表になった段階より参加される各部の面々は、自宅へ帰ってからこっそりと衣装を自作したり、業務終了後に盛り上げるパフォーマンスの練習に明け暮れて本番に備えておりました。 

 そんな職員の表情からは、参加することを楽しみにしていて意気揚揚とされている方、普段あまりそういった場面には出られないことから少し緊張している方、本番では何かしでかしてやろうとサプライズを狙っている方・・・・様々でした。

 不安の中で始まったのど自慢ですが、いざ始まってみると、バッチリと着物を着こなした3F療養棟介護職員による梅沢富男&女形の「夢芝居」をトップバッターに、スーツに身を包んだOTがリージャパンの「明日がある」を披露、大きなリンゴの顔パネルが目を引いた2F一般棟介護職による「りんごの唄」、段ボールのエアギターで会場を沸かせた、自薦参加の職員による布袋寅泰の「スリラー」、ダンディー&エレガントな葵司郎&日野美歌の事務・相談・栄養士による「男と女のラブゲーム」、衣装から振り付けまで完コピで看護部の魂を感じたピンクレディーの「UFO」と続きました。

 

 そして極め付けは、当施設の歌姫を自称する職員が、のど自慢ゲストと称して用意したジュディオングの「魅せられて」では、豪華な花フラワーによる翼が広がり、一部からは感嘆が上がっておりました。

 さらに、同じくもう一人のゲストと称して、当施設のエンターテイメントスーパースターによる、矢沢栄吉が歌う「天城越え」で会場は拍手の波に包まれました。

 そんな中で、一番の歓声を受けていたのは、入所者代表として歌われたNさんで、優しい美声で会場を包み込んで下さり、「皆さんの応援のおかげで歌いきることが出来ました。」との感想を述べられたときには、盛大な拍手が送られ、皆が嬉しくなった瞬間でもありました。

 のど自慢のフィナーレは、出演者全員が壇上へと集まり、「楽しかったよぉ~!!!」「いがったよぉ~!!!」「来年もまたやってねぇ~!!!」と拍手と労いの声をかけられておりました。  そしてドキドキの中で行われた表彰では、審査員特別賞は、入所者代表で美声を披露下さったNさんが、総合優勝はトップバッターで梅沢富男&女形演舞を披露された、3F療養棟スタッフが受賞され、盛大な拍手の中で、敬老会が幕を閉じました。

 従来の敬老会では生歌や三味線、琴といった和楽器を主とした生演奏や民謡、そして吹奏楽などのボランティアをお呼びして観覧する余興が主であり、それでも十分楽しいとの声は聞かれておりましたが、こうして普段から知っている職員が余興を披露する方が、「とても楽しかった」と述べられる声が多く聞かれ、とても嬉しかったと感じております。

 夏祭りが廃止となり、少し寂しいといった声が聞かれる中、そんな思いを払拭させたいと職員一丸となり、初めてトライした敬老会でしたが、振り返ってみると準備や予算面で苦慮する事も多くはありましたが、入所者様の喜ばしい姿を垣間見ることができ、安堵するとともに、来年も精一杯楽しめるような敬老会を継続していきたいと肝に銘じ、今後も気を引き締めた日常での生活援助支援及び企画立案を当施設では実施していきたいと考えております。

 末筆ながら、ご協力して下さった皆様に対し、素晴らしい時間を提供頂けたことをこの場で改めて感謝御礼いたします。

三浦基歌津会様による民謡の慰問

例年の恒例となりました、三浦基歌津会様による民謡披露の慰問が行われ、愛らしい子供達を中心として素晴らしい美声を披露して頂き、入所者の方が終始楽しんでいる様子をうかがい知ることができました。

暑さ厳しい中でのご披露となりましたが、会の皆様は着物や羽織袴姿の出で立ちで慰問を行って下さり、大変な中でご協力頂けた事に職員一同感謝申し上げます。

この日の民謡披露は小さなお子さん達が多くおられ、一生懸命練習してきて姿を見た利用者の皆さんは曲調に合わせて手拍子したり、思わず立ち上がって踊ってしまう利用者様も見られ、とても盛大に盛り上がりました。

やはり、利用者様にとって自分のお孫さんと同じような世代の子達が頑張っている姿は胸を打つようで「頑張ったねぇ~」、「来年も来てねぇ~」などなど、別れ際まで名残惜しそうにしていた姿が印象的でした。

ボランティア様の受け入れ調整や、当日準備など色々と苦悩する事も多いですが、毎回このような喜んでくださる皆さんの姿を見ると「これからも素敵な行事を企画するぞ!!!」と力が湧いてきます。

このような企画を今後も継続していきたいと、職員一同考えております。

末筆ながら、ご協力頂きました三浦基歌津会様に改めて御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

北海道東照宮 子供神輿様のご訪問

 6月18日の父の日に、毎年例大祭に合わせてご訪問して下さいます北海道東照宮様の子供神輿の皆さんがボランティアで来訪下さり、もも太郎はお祭りムードとなり盛大に盛り上がりました。

  東照宮子供神輿様の、子供達の可愛らしさと「ワッショイワッショイ」と元気で威勢良く神輿を担ぐ姿や祭囃子、獅子舞や天狗といった参加者の姿にご利用者の皆さんもニッコリと微笑み、終始楽しんでいる姿が見受けられました。

 

 この日のために、太鼓や笛の演奏を一生懸命練習してきて下さった子供さんが、各階ホールで祭囃子を披露していただくと、手拍子したり掛け声を出したりと、利用者様が喜んで下さっている姿はとても嬉しくなります。

 また、力強い掛け声で神輿が練り歩くとホールに居た皆さんは大喜びで、「こっちに来てぇ~」と大人気でした。 一方、ホールに出られずに居室に居られる方も、お部屋から顔を覗かせたり手を振るなどされていた姿も印象的でした。

 さらに、神輿だけでなく獅子舞や天狗も人気で利用者様の頭をひと噛みしたり、握手しながら練り歩いていると「私も噛んでぇ~」、「去年齧ってもらったら、アタシ、風邪ひかなかったのよぉ~」、「こったら頭だけど、いいかい?」、「天狗の鼻触ってみたいけど、ダメかい? 握手だらいいかい?」、「100歳を目指してっから、ワシさもお願い!!!」などなどと、獅子舞や天狗役の方がクタクタになるほど、引っ張りだことなっておりました。

 

 そうして、微笑ましい光景を眺めていたところ、「職員さんも神輿担がないとダメですよぉ~!!!」と誘われ、急きょのメンバーで「ワッショイ!!!ワッショイ!!!」とする事になり、またまたどっと笑いが起こっておりました。 私自身、神輿を担いだのはかなり久しぶりで、童心に少しだけもどった感じがして、嬉しかったです(笑)

 訪問の終わり際には、参加した子供達から挨拶や握手があり、満面の笑顔で「可愛いねぇ~。頑張ったねぇ~」と笑顔で声をかけたり、「孫が頑張ってるみたいで、もう・・・」とあまりの嬉しさに泣いてしまう利用者様もいるなど、皆さん一様にとても有意義な時間を過ごされたようです。

 

 末筆になりますが、重量もあり貴重な神輿や太鼓をはじめとした楽器類など、狭いエレベーターや階段で運び、わざわざ2階と3階でご披露頂いた、北海道東照宮ご関係者様と子供神輿の皆さんに改めて感謝いたします。

 また、神輿を担ぐには決して広いとは言えない廊下やホールではありますが、利用者を喜ばせて頂くのに力強く練り歩いて頂いた配慮にも感謝申し上げます。

 毎年お越し頂いております子供神輿様ですが、今では利用者様がとても楽しみにしている事もあり、この訪問を来年以降も大切に、そして楽しみにしていきたいと職員一同、訪問を終えて感じているところです。

 また、来年皆様とお会いできることを楽しみにしております。 

 

ひなまつり

 3/3は桃の節句、ひな祭りとなります。

 冬から春に季節が移り変わるこういった季節は、ご利用者にとっても寒い冬が間もなく終わりを告げようとしている事を実感して頂ける絶好の機会となる事から、施設職員一同で行事や特別なメニューの食事やおやつを提供するなど大切にしております。

 そんな事から、今年のひな祭りの様子をご紹介させて頂きます。 

 まずは職員による出し物の披露です。

 

 決して十分に練習したとは言えない手作り感満載のマジックショー。 これが実は良い方向に向かうとはまだ誰も知る由もありません。

   始まってからはやはり、大事なところでミスが目立ちますし、タネもシカケも大解放状態、それに輪をかけてさらにシドロモドロのトークとなりますが、これらが逆にご利用者皆さんの笑いのツボを刺激したらしく、笑い声がチラホラと。

 ミスをすればするほどに・・・・タネがバレればバレるほどに、「ハハハハ~!!!」と歓声が沸き起こり、拍手が沸き起こります!!! 「ほれぇ~!!! 頑張りなさい!!!」、「コレ!!! 裏側になにか見えてるよ~!!!」などなど・・・・・ご利用者様よりエールが送られ、とても明るい雰囲気の中でマジックショーは幕を閉じました。

 正に結果オーライとは、この事を指すのではないか?と一同感じた瞬間でもありました(笑)

 

 そして、ひな祭りと言えば「ちらし寿司」と連想出来ますが、食事メニューもこの日もそれにちなんだ特別な物が提供されました。

 ちらし寿司は色彩豪華で味もよく、三色花ゼリーや菜の葉の和え物などと併せご利用者の評価は上々で、「キレイだねぇ~」、「おいしいねぇ~」との声が聞かれておりました。 

 しかし、今回の食べ物のメインはやはりコレ、この日の提供おやつの「白玉風お汁粉」です。

 100%の白玉団子では、喉詰まりなどのリスクが高いことから、かねてより職員がアレンジの試作を重ね、白玉粉と豆腐を混ぜ合わせて見かけは白玉、けれども口の中に入ると簡単にほぐれる、スペシャルメニューを考案。

 さらに準備段階でも、ご利用者に団子にする手捏ね作業や皿の準備に盛り付けなどを手伝って頂き、無事に完成。

 テーブルのあちらこちらより、「うわぁ~、美味しそう!!!」、「嬉しい!!!お餅、食べれると思わなかったよ!!!」、「何?豆腐?これさ入ってるってか!!!」などなど口にしながら美味しそうに頬張っている姿が印象的でした。

 ひな祭りには甘味物が付き物となりますが、施設生活の中では普段中々口にしない白玉の提供は大成功だったようで、考案した職員一同ほっとしたようです。

 

 また、施設内のデイケアでもこの日はひな祭り行事が行われており、昼食はなんと手巻き寿司だったようで、皆さん思い思いの食材を選んで、満腹だったようです。

 そして、通所職員渾身の制作となった、等身大顔抜きパネルのお内裏様とお雛様ですが、こちらも大人気だったようで皆さん代わる代わる顔をはめ込み、写真を撮っている姿が見られました。

 こうして今年も、入所とデイケア共に、もも太郎のひな祭りは大成功のうちに幕を閉じました。

 厳しかった冬が間もなく終わりを告げ、間もなく訪れる春の頃合い・・・・また、素敵なご利用者の姿をブログアップして行きたいと考えております。

2F・3F合同レクリエーション  ~人形劇 三匹の子豚~

 当施設は3階建てであり、ご利用者の居住スペースは2Fと3Fで各50床ずつとなっています。

 その内訳として2Fは一般棟・3Fは認知症専門棟となっており、各階においてQOLや認知症生活自立度が異なる事から、職員も自ずと各階に特化した介護援助やコミュニケーションを要求される事になるため、施設全体の大型行事や職員の事業所内配置転換等が無い限り、自分の所属するフロア外のご利用者とコミュニケーションを取ったり合同で何かをする事は難しいのが現状です。

 そのため、各階のご利用者や職員と交流出来る機会を増やせないかと考えるに至り、今回合同レクリエーションを実施したので、そちらをご紹介いたします。

 今回の合同レクリーションは、皆さんに喜んでもらえる内容にしたいと考え、「人形劇 ~三匹の子豚~もも太郎Ver」としました。 実はこの企画・・・・5年間も温めていた企画(というより言い換えれば5年前の企画のリメイク)となるもののようでした。

 なんでも以前から居る職員の話では、5年前も3匹の子豚の演目を決めて準備を進めたが、風邪の流行期と重なり、感染防止を防ぐためになくなく中止したとの事でした。 そのため、当時はビデオ撮影を行って後日DVD上映を行ったようですが、臨場感に乏しいDVDではご利用者の反応はいまいちだったようです。

 そのため、今回職員のリベンジにかける思いは強く、小道具の1点1点に拘り、本番へ向けて勤務後に何度もリハーサルに臨んでは熱心なセリフ回が聞こえてくるなど、その思いはひとしおのようでした。

 

 13:00過ぎから、徐々に利用者様が会場へと集まりだしました。

 エレベータ移動の都合上、どうしても最初に来た方から最後の方へとなると時間がかかってしまうのが悩みの種ではありますが、そこは職員が知恵を出して、飽きないようになぞなぞを出したりするなどして、時間配分をうまくやりくりしていた姿が印象的でした。

 参加される利用者様が全員揃ってからは、からだをゆっくりと動かす簡単な体操を行い、いよいよ人形劇のスタートです。

 ナレーション役が人形劇の始まりを告げ、パーテーションの奥に隠していたセットがお披露目となると、「わぁ~!!! なんだろう?」との歓声と拍手が沸き起こりました。

 ナレーション役以外にも、主役となる3匹の子豚役、母親豚役、オオカミ役、音響係に舞台演出係・・・・レク委員が中心となり、皆で一生懸命に協力し合いながら人形劇のステージを作り上げていきます。

 セリフは演者が棒で人形を操りながら自分で言うのに加え1本のマイクを子豚からオオカミまで5人で共有する物だから、練習のセリフ合わせのようにスムーズにならずに早いセリフ回しでは若干のタイムラグが生じたりもしていましたが、そこはお愛嬌。

   観覧中、利用者様は子豚達にオオカミの魔手が伸びるたびに、「ダメ~!!! その家じゃ食べられるよ~!!!」、「ほれ!!! 悪いオオカミさん、あっちさ行きなさい!!!」、「だ~れの声だべ?」と声を出したり時折拍手をしながら人形劇を見つめておられました。

   また、人形劇のストーリー内でもは皆さんを盛り上げるために、オーソドックスなストーリーから若干ですが、もも太郎内の身内ネタだったり、施設のある赤川町に関する事などが取り入れられ、身近なアレンジはとてもユーモア溢れる素敵な内容でした。

 そんな中でも、ベテラン職員が演じるオオカミ役は、本番では非常にアドリブが多く、リハーサルとは違う演出に若干戸惑う姿なども職員間で見られたりもしましたが、利用者様がとても喜ばれている姿を表情から感じることことができ、印象的でした。

 物語の最後、レンガの家の煙突から侵入したオオカミがに、待ち受けてあった熱湯へと転落して慌てふためき逃げ出すシーンでは、会場全体が拍手で包まれ、無事にハッピーエンドとなりました。

 そして演者紹介が行われたカーテンコールでは、〇〇役の〇〇さんですとの紹介シーンに「あれま!!! これ、アンタだったのぉ~」などの声が聞かれたりもしておりました。

 人形劇を終えた後、せっかくの機会という事で、2F・3Fの利用者様全員と職員とで、季節の歌など数曲を合唱しまして、無事に合同レクリエーションは終了となりました。

 こうして振り返ってみると、この合同レクリエーションは終始大盛況のうちに幕を閉じ、予想外・・・・と言っては失礼かもしれませんが、意外に完成度の高かった人形劇は企画に携わった職員が思っていた以上に皆さんに好評だったようで、準備にあたったスタッフ一同とても嬉しく、また何かの機会でこのような人形劇を演じたいと感じておられるようでした。

お楽しみ会 ~節分行事~

2/3は節分の日。

  節分という言葉には、「季節を分ける」という意味が含まれておりますが、言い換えれば、すなわち「季節の変わり目」という意味になります。
 ですから、本当は春、夏、秋、冬どの季節にも、節分はあるらしく、その4つの節分はというと「立春・立夏・立秋・立冬」をさします。

2eb8b3e6682d3b8089bc945a0b59ee65

 では、どうして一般的な節分は2月3日で年に一度になったのか?と疑問になりますが、その季節の頭文字を取ると「春夏秋冬」となり、1年の始まりとなる『春』を重要視したことに由来します。

 一年の最初、お正月に送る年賀状にも、「新春」とか「迎春」と書かれており、古来の日本文化では、一年のうち、もっとも大事な季節がこの「春」にあたると言われております。

 よって、その「春」が始まる前日、新しい一年が始まる前日に、「これから始まる新しい一年が、不幸や災いが無い一年になりますように」との願いを込めて、一年に一度、節分をこの時期に行う事がメジャーとなり今日に至るとの事です。

kis02633

 さて、冒頭の豆知識が長くなってしまいましたが、当施設でもこの節分は重要視しており、施設生活を行って頂いている利用者様へ対して、季節間を味わって頂くのに持って来いである節分は欠かせません。 また、毎年レク委員が思考を凝らした演出で鬼役を演じている事もあり、利用者様からは隠れた人気行事の1つであったりもします。

 準備の都合上、こういった行事を平日に行う事は難しいため、2/4土曜日での開催となりましたが、今年も担当者は念入りに打ち合わせとリハを行い、赤鬼と青鬼の衣装に身を包んだスタッフが、時におどろおどろしく、時にコミカルに鬼を演じて、節分が行われました。

IMG_3475IMG_3468

 利用者様は逃げ回る鬼へと向かって、「エイ~!!!この~!!!」、「ほれ!!! あっちさ出て行きなさい!!!」、「鬼は外~!!!、福は内~!!!」と声を出しながら豆の変わりとなる、紅白の玉入れ用のお手玉をぶつけておりました。

IMG_3484  IMG_3473IMG_3482

 また、盛り上げるために、利用者様に混じり豆まきに参戦していた職員が、若干本気でぶつけるなどした事で、本当に痛がる様子も見られ、堪忍した鬼が謝ったり利用者様の陰に隠れたり、小走りでサービスステーションに逃げ込むなどして、大盛り上がりの行事となりました。

IMG_3479IMG_3478

 そんな情けない鬼の姿を見かねてか「みんな、やめなさい!!! もも太郎に出はる鬼さん、きっと悪い鬼でないってば!!!」と、なんと鬼をかばう入所者様まで現れて会場内は笑いに包まれておりました。

IMG_3480

 その後、ホールへと参加出来ない利用者様の居室訪問の際は、鬼なのにベッド上から歓迎の手招きをされるなど、「鬼は内~。福は内~。」とも言えるような状態で、握手したり自ら豆にぶつかりに行く微笑ましいシーンが見受けられました。

 ちなみにこの日の利用者様へと提供されたお菓子は、恵方巻きならぬ「恵方ロールケーキ」となっており、自分たちで手作りしたロールケーキはとても美味しかったようで、あっという間の完食となっておりました。

IMG_3457

 振り返ってみると、この節分行事は大盛況のうちに幕を閉じ、今年も職員が予想していた以上に皆さん楽しまれたようで、準備にあたったスタッフ一同とても嬉しく、来年もこの節分行事をおもしろおかしく盛り上げたいと感じながら、この記事を寄稿したところです。

ひのき屋 ~新春、獅子舞の披露~

    1月14日、当施設においては例年の慣例となっております、ひのき屋様を招いての獅子舞披露がありました。

 例年のこの時期に開催している事を入所者の皆さんも自ずと知っている方が多くいて、新年が明けてから「今年はいつ来るの~?」、「去年噛んでもらったから、私1年間風邪ひかなかったのよ!!!」などと聞く機会も多くありました。

 IMG_3416 IMG_3426

 

 そんな入所者様にとっては待ちに待った当日、和楽器の祭囃子に合わせて意気揚揚と舞うヒョットコや獅子は、まるで生きているかのような躍動感で、口々から「わぁ~!!!! スゴイ!!!」と歓声と拍手が沸き起こり、皆さん一様に新春を味わっておられるようでした。

IMG_3432 IMG_3421IMG_3420

 

 また、獅子舞に噛んでもらうと厄除けになることから、見物していた皆さんは頭などを差し出して歓声を上げており、「とても迫力があった。頭をかんでもらえてよかった。」、「子供の時以来、こんなに間近で獅子舞を見たのは久しぶり」と話されておりました。さらに寝ている獅子に触れるという役を担った入所者様は「初めて触ったけど、なんか生きてるみたいで、ガブって来たらどうしようと思って少し怖かったわよ」と笑顔で感想を述べられておりました。

 IMG_3433 IMG_3427 IMG_3431

 行事終了後には、皆さん喜びながらお部屋やホールへと戻られる姿を目にして、今年も大成功に終わった事に携わった職員一同嬉しさを感じておりました。ご協力いただきました、ひのき屋スタッフ様にこの場を借りて改めて御礼を申し上げるとともに、来年以降もこの素敵な時間を大切にしていきたいと感じているスタッフ一同でありました。

 

お楽しみ会 ~クリスマス会~

 年の瀬もいよいよ押し迫ってまいりました12月25日はクリスマスでした。

 比較的、日曜日に全体参加型の行事を行う事が多い当施設ではありますが、〇〇の日として行事を行う日とは、実際ずれる事が多いです。 しかしながら、今年は25日のクリスマスが日曜日という事もあり、ズバリその日で目的の催しを開始する運びとなりました。

 

 当初のクリスマス会では、施設近郊でハンドベルを奏でられる児童のクラブがあるとの事から、そちらへ参加のご依頼をしておりましたが、来訪予定の皆さんの中からインフルエンザの罹患者が発生してしまった事で、残念ではありますが今回そちらのお招きは見送る事となってしまいました。

 

 しかしそんなトラブルもなんのその、芸達者の職員が多い当施設では突然のトラブルをものともせずに、どこからか調達したサンタ&トナカイの衣装に身を包んだ職員が、賑やかに施設内を練り歩きつつ利用者様へプレゼントを配布し、更にはカラオケを披露するなどして現場を大いに盛り上げると、利用者の皆さんよりどっと笑いが沸き起こっておりました。 また、カラオケの場面ではのど自慢の方の飛び入り参加もあったりして、予想外な盛り上がりがとても印象に残っております。

img_3331 IMG_3335 img_3304img_3326

 

 ちなみに、この日のおやつ提供はクリスマスにあわせたクリスマスケーキです。 普段のおやつよりも豪勢なケーキを前に、皆さん口々に「美味しいねぇ~」、「わたし幸せだわぁ~」という女性陣の声と同じくらい、「うまい!!!」、「もう1個食べたいよぉ!!」といった、スイーツ男子の入所者様が以外に多い事に驚きました。 さらに極めつけは、「アレ? 今はもうイチゴでないのかい?  最近のケーキはお洒落になったもんだぁ~」といった驚きの声も聞かれたりしました。

img_3342

 ピンチをものともしない、老健スタッフのチームワークには一同脱帽でした。 今回、素敵なハンドベルの音色を拝聴する事が出来なかった件については、とても残念であり楽しみにしていた利用者様も多かったため、レク委員会では別の日に、またその機会を設ける事で考えているようです。

 末筆になりましたが、当施設では今後も季節感を重視し、皆さんに楽しんで頂ける季節行事を大切にしていきたいと考えております。