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平成30年度 敬老会

9月19日、我々、高齢者介護に携わる者としては、最も大切な1日となる日・・・・それは、多年にわたり社会に尽くして頂いた利用者様を敬愛し、長寿を祝う祝日の「敬老会」です。

 従来まで、もも太郎では8月に「もも太郎 夏祭り」を開催しておりましたが、近年は高齢化などによるご利用者の身体的負担や食事制限など個々の状態が多様化していく中で、その対応に苦慮していることなどが課題として挙げられ、大変残念なことではありますが、去年に廃止して平成29年9月から「敬老会」を拡充し、個々の状態を考慮したプログラムを企画することとしていました。

 そのような経緯から利用者の皆さんに今まで以上に感謝し、楽しんで頂きたいと今年も職員一同で知恵を出し合い、素敵な敬老会を実施しましたのでその紹介をさせて頂きます。 

 まずは、今年の敬老の日に100歳を当施設で迎えられた方がおられ、函館市による百寿記念品の贈呈が会に先立ち行わせていただきました。 表彰された方は、皆さんの前で市の担当者より表彰を受けられ、「まだまだ元気に、これからも長生きします。」と笑顔でおっしゃっておりました。

 

 敬老の日に合わせた食事提供では、栗ご飯に天ぷらの盛り合わせ、すまし汁や茶碗蒸しといった普段よりも、豪勢で色彩豊かなお食事を用意しました。皆さん一様に、「きれいだねぇ~」「美味しいねぇ~」といった喜ばしい声が聞かれ、箸を進めていた姿が印象的でした。

 また、敬老の記念品贈呈では、利用者様に喜んで頂ける品、長くご活用して頂ける品を差し上げたいと色々考慮し、限られた予算内ではあるものの、今年も一生懸命品物を選びました。 敬老会の行事内では時間の都合上代表の方1名のみにしかお渡しすることが出来ませんでしたが、その後全員の方にお配りしたところ、利用者さん皆さんがとても喜んで下さったのが印象的です。「今年は何かしらぁ~?」と言いながらすぐに包装を開ける人、「職員の〇〇さんが、選んだなら間違いないでしょ!!!」と言って笑顔で太鼓判を押してくださる人、「娘に自慢してあげなくっちゃ!!!」と言って抱きしめて下さる人、「あらぁ~、良いんでないの!!! 素敵ねぇ~!!!」と拍手して下さる方・・・・皆さんが笑みを浮かべて嬉しそうにしていた姿に今年も大成功だったようです。

 お昼時には、余興として二人羽織が行われました。今回使われたのはナポリタン!! たくさん汚れるというお約束も忘れずに、職員、利用者さんの皆さんを積極的に笑わせに行く姿は、まるで本物のお笑い芸人の様でした。

 そして、今年の敬老会目玉の催しは、「紅白歌合戦」です!!!

企画が発表になった段階より参加される各部の面々は、自宅へ帰ってからこっそりと衣装を自作したり、業務終了後に盛り上げるパフォーマンスの練習に明け暮れて本番に備えておりました。 

 そんな出演者の表情からは、参加することを楽しみにしていて意気揚揚とされている方、普段あまりそういった場面には出られないことから少し緊張している方、本番では何かしでかしてやろうとサプライズを狙っている方、自信たっぷりな方・・・・様々でした。

 

 不安の中で始まった歌合戦ですが、いざ始まってみると、出演者の歌唱力に多くの歓声が飛び交っていて、とても楽しい雰囲気に変わって行きました。

 

 各々で考えた変装のパフォーマンスも相まって、クオリティの高い歌合戦が繰り広げられていました。

 

 

 皆さん、とても素晴らしい変装と歌でした。

 こうして普段から知っている職員が余興を披露する姿を見て、「とても楽しかった」と述べられる声が多く聞かれ、とても嬉しかったと感じております。

 今年も大きな盛り上がりを見せ、職員と利用者さんがまた一段と楽しい時間を共有することができた敬老会でしたが、振り返ってみると準備や予算面で苦慮する事も多くはありましたが、入所者様の喜ばしい姿を垣間見ることができ、安堵するとともに、来年も精一杯楽しめるような敬老会を継続していきたいと肝に銘じ、今後も気を引き締めた日常での生活援助支援及び企画立案を当施設では実施していきたいと考えております。

 末筆ながら、ご協力して下さった皆様に対し、素晴らしい時間を提供頂けたことをこの場で改めて感謝御礼いたします。